【世界一周新婚旅行記】暮らすように旅する オーストラリアでワーキングホリデー!

こんにちは!世界一周新婚旅行記、8回目の今回のテーマは「暮らすように旅する」。
2年4ヶ月間の世界旅行の途中、私たちはワーキングホリデー制度を利用して1年間オーストラリアに住んで働いて暮らしました。

<ワーキングホリデーとは?>
異なった文化の中で休暇を楽しみながら、その間一定の就労をすることを認める査証及び出入国管理上の特別なビザ制度。
査証申請時の年齢が18歳以上30歳以下であること。

転々と各地を旅しながら移動を続けてきたけれど、「海外で住んで暮らして仕事して生活する」というのは2人とも初めてのこと。
オーストラリアでの生活はこの長い旅の中でも間違いなく濃ゆい1年間だった!
自分にとって理想の暮らしとは?人生観やライフスタイルとは?そんなことを改めて考えるきかっけになりました。

【そもそも私たちがワーホリに行ったきっかけ】

そもそも、出発した頃の当初の予定では旅の期間は1年間。日本を出発して旅を続けること10ヶ月間。当初の予定通り1年間旅して日本へ帰るつもりで進んできたワケだけど、旅中に知り合った人たちとの出会いや運命に導かれ、11ヶ月目からはオーストラリアで予想外のワーキングホリデーに突入。

その主な理由は3つ。

・30歳最後のチャンスだった!(ワーホリの年齢制限)
・もう少し旅したい!=旅資金の出稼ぎ(アフリカと中央アジアにも行きたくなった)
・一度は海外に住んでみたかった!

その結果、ワーホリ1年+旅の続き約半年を延長することに。まさか2年4ヶ月も日本に帰らないなんて思ってなかった。予定通りには行かないのが私たちらしいけど(笑)

【オーストラリアでの仕事】

私たちはオーストラリアで主にファームジョブ、いわゆる農業のお仕事をしていました。
広大なオーストラリアの大自然の中、田舎町でのファーム生活。農場にファームステイしながら、農作物を植えたりお世話したり、収穫したり。

トマト畑で。毎日トマトトマトトマト。人生で一番トマトを食べていた1年間。


マンゴー農園で大好きなマンゴーのお世話。マンゴー食べ放題の幸せな日々。


ワイナリーでブドウの収穫。
早朝のぶどう畑で見る朝焼けは毎日とてもキレイで、おしゃれなワイナリーからは熟成したワインの良い香りがいつも漂っていて心地良い空間でした。

連日40度を超える真夏のオーストラリアの暑さ。その中での農作業はそんなに甘くはなく。。。
炎天下の中、中腰で何時間も作業するのは中々辛くて体の節々に痛みを感じながら、暑い…!腰痛い!ヒザ痛い!手に力入らん…とかばっか言ってた気が(笑)

“クーラーきいたオフィスワークが良い”と何度も思ったけど、それでもファームの仕事が一度やってみたかったし、好きでした。
大自然をどこまでも体感できたし、”作物を育てる楽しさ”みたいなのを素人ながらに感じていたから。
毎日くたくたになるまで体を動かして、仕事が終わった後のビールが人生で一番おいしく感じた日々だった!



そしてファームで生活していると、野菜や果物がもらえるのがうれしい。
オーストラリアは物価が高いので貴重な食糧源。なにより畑からもぎたての新鮮な野菜やフルーツがめちゃくちゃ美味しかった。

【オーストラリアでの生活】

私たちが暮らしていた町は、西オーストラリアのパースから約900キロ離れた小さな小さな田舎町。
この町にWIFIという存在はほぼなく、インターネットが全然繋がらずというレベル。初めは不便だったけど、慣れるとテレビもネットもなくても全然暮らせるものだなと。

ファームの仕事は太陽が昇る5~6時頃からスタートして、午後14~15時頃には終わる。
朝が早いから8時間ほど働いてもまだ昼下がりで、あとはのんびりっていう余裕ある生活。
お茶したりまったり過ごして、夕陽が落ちるのをゆっくり見てご飯食べて、21時頃には寝るっていう健康的な暮らしでした。 


そして住まいはキャラバン。(キャンピング―カーみたいなもの)
キャンプ文化が根付いているオーストラリアでは、一家に1キャラバンというくらいかなりの確率で持ってる人が多くて使わない時はオーナーがワーカーに宿泊設備として貸し出したり。


私たちが借りていたキャラバンはオーナーが去年買ったばかりということもあり新しくてピカピカ。
ソファーにベッド、キッチン、オーブン、レンジ、冷蔵庫、トースターなども完備。これぞ一度は憧れた、キャンピングカーライフ!
毎日がキャンプみたいで、毎週末バーベキューパーティでそんな究極のアウトドア生活が最高だった。


ここでの夜空はいつも宇宙でした。
キャラバンから一歩出ると星空が広がってて、こんな空の下で歯磨きしながら、一日の終わりを感じる時間が至福の時間だった。

【暮らすように旅する】

オーストラリアでは仕事がメインではあったものの、旅もしました。1年間のうち約10ヶ月は働いて、あと2ヶ月ほどは旅を。
オーストラリアで暮らし始めて2ヶ月目に車を買ったので、各地を車旅するのが楽しかった!


普段は週末やホリデーを利用して滞在していた町の近郊を小旅行したりしました。
別の仕事をするために町を移動するような時には、次の定住先が見つかるまでは移動しながら各地のキャンプサイトでテント生活。気になる町や場所があれば立ち寄って、その日たどり着いた町をキャンプ地にしてテントを張って寝床にする、そんな気ままな旅を。


西オーストラリアの海は素晴らしく綺麗で、いつも海にパワーをもらっていました。
特に美しかったのがエクスマウスとコーラルベイ。


大自然の迫力を体感したカルバリー国立公園。主に西オーストラリアを周ったけれど、いつかタスマニアも周ってみたいなぁ。

【ワーホリしてみて】

なにげなくワーホリに来てみたけど、すっかりオーストラリアでの生活が気に入った私たち。
充実した仕事とそれに見合った報酬、そしてゆとりある時間。ワークライフバランスが理想的でした。


そして何よりおおらかで陽気なオージーの国民性が大好きだった。レジでどれだけ人が並んでても急いだりカリカリしてる人なんていないし、店員さんなんて遊びながら働いてるし(笑)
とにかく全土で流れている空気がいい意味でゆるい。時間がゆるやか。


そして世界中から集まった色んな国籍の人たちと一緒に働くのは、それぞれの文化や国民性が違っているからか人間模様もなかなかおもしろいもので。
異国の地での労働体験は、自由とか多様性、心地よい暮らしや進みたい方向、その後の私たちの方向性に大きな影響を与えてくれました。

当初旅の予定には全くなかったワーホリに挑戦するかどうかそれなりに悩んだし、不安もあったけど一歩踏み出してみて良かったと本当に思う!

ワーホリに限らず受験や就活、婚活だって少しでも気になっていることや、やってみたいなと思うことがあれば臆せず一歩を踏み出してみると視野が広がったり新しい発見が何かあるかも⁉︎
私たちも色々まだまだ模索中ではあるけど、この先もこの頃みたいに”何事もとりあえずやってみる”っていうことを大事にしていきたいものです。

上部へ戻る